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間ノ岳〜熊ノ平〜乗越沢〜東俣〜雪投沢―南アルプスの沢縦走 2日目

2013年8月9日(金)

大樺沢左俣~八本歯ノコル~北岳山荘―南アルプスの沢縦走 1日目の続きです。

この日は北岳山荘を出て、間ノ岳を経由して乗越沢へ降りて、東俣から再び雪投沢を上がろうという計画。

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午前2時に起きてみると外はガスガス。その後4時半にしっかりと起きるが、この時点では北岳と間ノ岳はまだガスっていた。

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しかし、5時25分に出発となった際には、やや靄はあるものの全て晴れてくれ、いい気分で間ノ岳まで歩くことができた。

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やはり、僕は大井川源流域では好天に恵まれるようです。

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縦走路からの北岳も晴れ。

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間ノ岳へ向かってサクサク歩く。

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この北岳がいい感じ。

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6時30分、予定通り1時間程度で間ノ岳に到着。

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三峰岳を経由して熊ノ平へ向かう。農鳥岳、塩見岳とこれから下る東俣を見下ろしながらの縦走。

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7時5分、三峰岳通過。三峰岳から続く仙塩尾根と仙丈ヶ岳が素晴らしい。

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今回は仙塩尾根を逆方面、熊ノ平へ進む。

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8時ちょうど、熊ノ平にも概ね予定通りの時間に到着。

途中で登りで使う予定に雪投沢を遠望で確認してみますが、よく分からず異様に急に見えました。熊ノ平小屋では炭酸で補給中に主人から乗越沢や新蛇抜の尾根、雪投沢の様子を聞きます。すると、乗越沢と雪投沢は踏跡殆ど残ってないけど、水量も多くはないし沢伝いに行けば行けないことはない、新蛇抜の尾根は踏跡大体残ってるけど、一部消失してて迷うかもとのことでした。翌日は西俣にも降りることを告げると随分マニアックなルートを行くんだねと言われました。色々とありがとうございました。

8時半、冬季小屋の礼もいい、水場からいざ沢身に入ります。ここを下る瞬間、水場ではしゃいでいた学生らしき人たちには非常に変に思われたでしょうw

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乗越沢では水場からしばらくは踏跡に従って下ってみますが、非常に下りにくいのですぐに沢に戻りました。

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乗越沢は最上部を除いては緩やかで倒木も少なくそれなりに開けていて快適な沢でした。

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乗越沢、この辺りは素晴らしい渓相です。

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9時14分、熊ノ平小屋から44分で東俣の本流に合流。

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以後殆ど下らない緩やかな沢筋になりますが、徐々に水量も増えてきて渡渉箇所を選ぶようになってきます。

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9時41分、しばらくいくと東俣本流唯一の滝、魚止ノ滝の下りに差し掛かります。ただし、ここは右岸に割としっかりとした踏跡が残っていて容易に巻けました。

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魚止ノ滝は落差10m程度ですが、渓相と水量も相まって中々素晴らしい滝に仕立て上げられていました。

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ここから滝ノ沢出合まではやや歩きにくかったですが、滝ノ沢出合を過ぎると、概ね右岸に微かな踏跡が現れるようになります。

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滝ノ沢出合からはこの右岸の踏跡を辿り、右岸を崖に阻まれると左岸に渡渉というようなことを繰り返して行くことで割と快適に歩けました。

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東俣林道の起点直前の渓相は特に素晴らしかった。東俣のハイライトといえるでしょう。

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さて東俣林道が近づいてくると、渓相も大分変化してきます。広々とした感じで、普通の河原歩きと行った感じです。

すると、前方に人影が。どうやら釣り人のようで邪魔しちゃ悪いかなと思ったのですが、あちらから話しかけられてきました。
「大井川で人に会ったのは初めてだよ。」「釣り人もここまで奥に入ってくる人は殆どいないからね。」「釣りはしないの?もったいない。」「大井川に降りる新たなルートを探索してたら全然ダメで強引に下ったけど大変だったよ。」「大井川は初めてかい?いいだろ?」「折角だから釣った岩魚をやるよ。一番でかいのをやろう。」などなど、こちらの会話は示してはいませんが、様々なやり取りがあり、何と岩魚を一匹頂くことができました!ありがとうございます!

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そこから少し行くと、新蛇抜からの沢に出合い、そこの岩に明確な「新蛇抜」といった矢印が書かれていました。因みに少し手前にも取り付けそうなところがあり、そこにも踏跡はありました。

11時55分、それから程なくして、左岸上、森の中に池ノ沢小屋が見えてきます。

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かつては管理人もいたが、東俣林道の崩壊とともに廃小屋となったというようなことを聞いていたのですが、小屋の中の置き手紙を見てみると、現在なお管理人を名乗っている人はいるようです。

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「2013年4月27日より山に入っています。秋口に戻ります。」と言ったようなことが書かれていました。

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さて、ここで昼食としまして、これからの雪投沢の登りに備えます。

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12時47分、池ノ沢小屋を出ます。雪投沢の入渓点にはやはり目印がありましたが、出合は非常に地味で狭く、知らなければあまり登る気にはならないでしょう。

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しかし、しばらくいくと、開けはしませんがやや広くなってきます。

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雪投沢は水量的には基本踝、深くても膝程度で、倒木多いですが、基本沢の中をじゃぶじゃぶと進んで登って行くことができます。

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むしろ安易に巻かない方が恐らく楽です。目印は2箇所のみ確認することができましたが、踏跡は全くと言っていいほど見つけることができませんでした。

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乗越沢と比較するとやや歩きにくい感じで標高が中々稼げませんが、開けてきた頃に一息ついて後ろを振り返ると農鳥岳~広河内岳の稜線が出迎えてくれます。

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渓相自体は倒木除けば悪くなく飽きることはありません。標高2550m辺りまで豊かな水量の沢が続いていました。

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因みに途中休憩がてら全身を洗ったりしてましたw

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さて、このまま雪投沢の本流を登って行ってしまうと、ザレに出てしまうので、2550m辺りの沢の分岐で右を取ります。
(※実はこれが失敗? 因みにこの分岐点辺りに一張分のテントサイトがあり、水量豊かなここに張るのも悪くないかもしれません。ここ以降たくさんのテント場がありましたが、水場がすぐ近くにあるのはここだけでした。)

しかし、この沢はすぐに枯れました。更に藪が煩くなってきて右にも左にも行けず、枯れ沢を進んで行くしかなくなりますが、この沢にゴミがたくさん落ちていたせいでそのまま先に気合で進んで行ってしまいました。すると上部の開けたテントサイトに出ますが、水の気配はもはやありません。

結局上部のテントサイトから稜線までで水場を見つけることはできず、水は標高2670m辺りの開けたテントサイトに張り、水はそこからほぼ標高を落とさずに到達できる雪投沢の本流で汲みました。ちょうどここが流れが始まっていると言える箇所で、知っていればここまで雪投沢を上がってくるべきだったでしょう。まぁ知らなかったので仕方ありません。この水は冷たくてとても美味しかったです。

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雪投沢源頭部はとても気持ちのよいテントサイトですが、恐らくここにテントを張るのはグレーゾーン。まぁ時間内で予定ほどは進めなかったので仕方ありません。
(※稜線までが国立公園の範囲内で稜線には明確な幕営禁止の標示がありますが、稜線から少し東俣方面に降りたここは国立公園の範囲外。)

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もう遅いので、夕食にカレーと東俣で会った釣り人に頂いた岩魚をふんだんに入れた味噌汁を飲んで就寝とします。岩魚美味しくいただかせてもらいました。

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コースタイム

5:25北岳山荘-5:47中白峰5:52-6:30間ノ岳6:43-7:05三峰岳7:15-8:00熊ノ平小屋8:30-9:14乗越沢出合9:18-9:41魚止ノ滝下-10:16滝ノ沢出合-11:55池ノ沢小屋12:47-15:02雪投沢(標高2480m)15:15-15:30上部二俣15:40-16:00雪投沢源頭部(標高2670m)
歩行時間 8時間18分、行動時間 10時間35分

ルート図

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標高グラフ

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