倫理の点数が面白いほどとれる本読了
倫理の点数が面白いほどとれる本が読み終わりました。
重大と思われる間違いが2つほどあったのであげておきます。ちなみに一昨年買ったものですから現在売っているものとは内容が違うかもしれません。
p.119 カントの道徳命令についての説明
こんな条件つきの打算だらけの考えで、よりよい世界が作れるはずがない。これらは法的に間違った行為じゃないけど、道徳的ではない。つまり適法性はあるけど、道徳性はない。だからこちらは、道徳的な命令文にはなりえないんだ。
p.122 カントについてのコラム
「みずからを律してこそ、真の自由といえる」―カントの自立をこう解釈してみると、世の中いかに自由のはき違えが多いかがわかる。
酔ってうるさいサラリーマン、電車でケータイかけてるヤツ、スーパーのレジで割り込むオバチャン、授業中にメール打ってる受験生……みんな自分を律してない。つまり、これらは自由じゃないね。単なるワガママだ。
カントなら「君らの行為には、適法性はあっても道徳性はない!」と嘆くだろう。
カントのいう適法性は法的に正しいかってことではなく、動機の如何を問わず、ただ結果として道徳法則に合致しているかどうかってことを言ってるから、下の文章でのカントの言葉はおかしいと思う。これらの行為には適法性すらないだろう。
同じ理由で上の文章も書き換えた方がいいと思う。このままじゃ適法性が法律にかなっているかどうかと誤解する人が出かねない。というか、下の文章から察するに筆者自体が勘違いしてるから、読んだ人は自然とそう読んでしまうだろう。
私の指摘が間違っている可能性もあるので、その場合には指摘よろしくです。
2つ目は明らかな年号ミスで、p.204の内村鑑三の解説で「江戸時代の鎖国当時は禁止されていたキリスト教も、1807(明治6)年に解禁された。」となっていますが、明治6年は1873年です。本当にありがとうございました。
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