めぐり逢う世界

旅行のことを中心に、学部やPC関係の話も少し紹介したりするブログ。

2015年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年01月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

蝙蝠岳 蝙蝠尾根・ガンカク尾根で日帰り周回―二軒小屋起点のバリ周回 2日目

2015年10月4日(日)

新倉~伝付峠―二軒小屋起点のバリ周回 1日目の続きです。

5時07分、伝付峠水場発。

DSC04020_l.jpg

伝付峠に上がると、新倉ヘリポートから先行していた登山者がテント泊しておりました。

DSC04033_l.jpg
伝付峠から南ア南部BIG3

ここでまさかの・・。

「2年前にも来たってもしかしてブログやられてます?」「地下足袋で歩いた方ですよね。今回はあの記録を参考に来たんですよ。」

流石にこんなやり取りは初めてでしたw 今回は僕の2年前の記録そのままに歩くそう。

そんなこんなで話しているうちに1時間が経過。6時30分、伝付峠発、その後明瞭な登山道を経て、7時17分に二軒小屋に到着しました。二軒小屋は改修中で休業でしたが、登山小屋を自由に利用することができました。

8時21分、登山小屋で準備をして軽身で出発。東俣側、蝙蝠岳登山口へ向かいます。

DSC04047_l.jpg

蝙蝠尾根に上がるまでは急坂。

DSC04048_l.jpg

この日は伝付峠で朝食食べた時から調子悪くペースが上がらない。

DSC04049_l.jpg

9時13分、中部電力施設到着。余裕の現役。

DSC04053_l.jpg

万斧沢ノ頭方面を見やると、紅葉は早くも標高1900-2600m辺りに落ちてきているのが分かります。

DSC04056_l.jpg

中部電力施設から先は苔むした樹林帯の快適尾根。

DSC04065_l.jpg

よく色づいています。

DSC04070_l.jpg

11時31分、徳右衛門岳到着。

DSC04074_l.jpg

ここから方向転換をして四郎作ノ頭へ。森林限界が近いです。

DSC04077_l.jpg

四郎作ノ頭から蝙蝠岳が美しい!!!こんなに静かで感激した一般登山道の稜線は白峰南嶺以来でしょうか!

DSC04087_l.jpg

悪沢岳は蝙蝠岳からが一番大きくてかっこいい?北尾根が光る!

DSC04096_l.jpg

さて、蝙蝠岳へ向けて歩き出す。

DSC04106_l.jpg

徳右衛門岳にかけての紅葉と富士山。

DSC04109_l.jpg

13時14分、蝙蝠岳到着。二軒小屋から休憩込み5時間弱でした。

DSC04128_l.jpg

ここに来てみて悪沢岳が一気に南アで最大級に好きな山に昇格しました。

DSC04125_l.jpg

ここからの塩見岳は絶品で、ジャンダルムと北俣岳がいい味出しています。

DSC04129_l.jpg

東俣と白峰の稜線。北俣岳付近から東俣へ落ちるこの尾根は記録はないが、かなりよさそうに感じた。地形図の感じからして人の通った跡はありそうです。

DSC04132_l.jpg

蝙蝠岳山頂の様子。

DSC04137_l.jpg

紅葉素晴らしき小河内岳方面。

DSC04139_l.jpg

さて13時48分蝙蝠岳発、ガンカク尾根森林限界上の稜線を下ります。

DSC04143_l.jpg

ガンカク尾根からの塩見岳も絶品。

DSC04146_l.jpg

標高2700-2600m辺りのハイマツ帯は東側のダケカンバ帯に逃げる。

DSC04154_l.jpg

その後、標高2500m付近まで密生したシラビソの樹林帯を進みます。樹間狭くやや進みにくい。

DSC04156_l.jpg

標高2500m付近からは段々と歩きやすくなってきます。

DSC04159_l.jpg

ガンカク尾根で発見した唯一の人工物。

DSC04166_l.jpg

標高2500-2250mは樹間広いシラビソ林の快適な尾根です。

DSC04168_l.jpg

一応標高2390m付近、標高2330m付近でテント泊が可能そうに見えました。

DSC04169_l.jpg

しかし、2250m下は再び樹間狭い痩せ尾根の厳しい行程に。全体通してみると厳しい尾根であまりオススメはできません。

DSC04174_l.jpg

その後、標高2150m辺りで尾根が分岐するが、下山時は南西向きの尾根に吸い込まれやすいので要注意。標高2150m~ガンカク尾根取付きは上部は尾根上石楠花の群生地で歩けない箇所多く、尾根を西に外しても東に外しても急傾斜かつ樹間とても狭く非常に厳しい下降。下部は石楠花も消え、尾根上を何とか歩けるがかなりの急坂でした。

DSC04180_l.jpg

蝙蝠岳を出て2時間が経過、ようやく西俣が見えてきた!

DSC04182_l.jpg

15時54分、西俣林道に合流。いやー、助かりました。

DSC04184_l.jpg

ガンカク尾根の取付きはこんな感じです。

DSC04185_l.jpg

ここからは見知った道。悪沢出合付近まで多くのところで右岸に林道が残っています。新蛇抜沢と蛇抜沢は増水していなければ飛び石で渡れる。

DSC04190_l.jpg
新蛇抜沢出合

DSC04198_l.jpg
蛇抜沢出合

蛇抜沢~悪沢のちょうど中間地点辺りで林道が完全に消滅してしまっており、断崖むき出しのところがあるが、ヘツって突破することも可能。ミスったらドボン(濡れるだけ)なので、自信のない人は一度左岸に渡ってから右岸に戻りましょう。この渡渉は濡れずには行けない。前回はここで渡渉したが、今回はヘツって突破しました。

DSC04207_l.jpg

DSC04209_l.jpg

DSC04210_l.jpg

悪沢出合直前にはリニアトンネル工事の坑口予定地。ここから二軒小屋までは新道ができています。

DSC04211_l.jpg

しかし、7月1日に多くのところで崩壊が起きたらしい。

DSC04218_l.jpg

特に1番目の橋は落とされていて、ここは林道の旧道を行くことになります。前回調査で行っておいてよかったです。

DSC04222_l.jpg

17時54分、二軒小屋に帰還。開放されている登山小屋で夕食の後、就寝しました。

そんなわけで、念願の蝙蝠岳を蝙蝠尾根・ガンカク尾根で周回してきました。

蝙蝠尾根は評判通りの素晴らしい尾根で、南アの一般ルートでこれほど感動したのは白峰南嶺以来だと思います。いつ訪れても静かな山歩きができると思います。
ガンカク尾根はいいとこだけ取れば是非訪れて貰いたい尾根なのですが、8割くらいの区間で樹間の狭い急坂の厳しい山歩きを強いられるので、誰にでも勧められる尾根ではありません。でも記録が少ないので実際に歩いてこの尾根を知れてよかった。

全体としては満足度の高い素晴らしい山行となりました。

コースタイム

5:07伝付峠水場-5:17伝付峠6:30-7:17二軒小屋8:21-8:38蝙蝠岳登山口-9:13中部電力施設9:20-10:22標高2216m10:26-11:31徳右衛門岳11:42-12:38四郎作ノ頭12:44-13:14蝙蝠岳13:48-15:00標高2150m-15:54ガンカク尾根取付き16:00-16:15新蛇抜沢出合-16:39蛇抜沢出合--17:08悪沢出合-17:21旧道出合-17:35発電所-17:54二軒小屋
歩行時間 9時間22分、行動時間 12時間47分

ルート図

20151004001.jpg

標高グラフ(二軒小屋から先)

20151004002.jpg
累計標高(+) 1750m、累計標高(-) 1760m、距離 18.6km

西俣林道崩壊地マップ

20151004003.jpg

| 旅日記 | 12:30 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

新倉~伝付峠―二軒小屋起点のバリ周回 1日目

2015年10月3日(土)

SWに南アを訪れたばかりですが、二軒小屋起点でのバリエーション2本の予定を果たせなかったので、堪えきれずに再び南アへ。

7時40分新宿発身延行きのバスで11時15分飯富着。飯富から11時55分発奈良田行きのバスに乗って12時44分伝付峠入口で下車しました。バスの運転手によると、ここで乗ったり降りたりする人は年数人くらいしかいないそう。

DSC03969_l_s.jpg

田代発電所まで林道を歩いて、八丁峠登山道へイン。初めちょっと分かりにくいところもありますが、渡渉点までは沢伝いに適当に進んでいけば大丈夫です。

DSC03974_l_s.jpg

八丁峠までは一部ザレ付きの急登。以前とは一部ルートが変わっているところもありますが、危険箇所は全面にロープ付けがなされていました。

DSC03977_l_s.jpg

14時41分、八丁峠到着。

DSC03978_l_s.jpg

尾根を乗越して内河内沢に入ります。

DSC03983_l_s.jpg

ここで早速の渡渉ですが、丸太橋が不安定にかかっていた上に完全に濡れていて危険と感じたので靴を脱いで沢を渡りました。

DSC03986_l_s.jpg

しばらくは内河内沢沿い左岸を進みます。この道もところどころ崩れ気味のところがあったので注意が必要です。

DSC04001_l_s.jpg

その後再びの渡渉を経て右岸へ。ここも靴を脱いで渡渉しました。この辺り何回かダムのサイレンが鳴ったりしてちょっと驚きます。

DSC04006_l_s.jpg

16時48分、伝付峠への取り付きに入りました。二軒小屋までたどり着くのはちょっと無理そうです。

DSC04009_l_s.jpg

次第に笹が出てくるとすぐに伝付峠の水場です。

DSC04010_l_s.jpg

17時40分、伝付峠の水場到着。この日は個人的にお気に入りの伝付峠水場脇のスペースでテント泊しました。

DSC04012_l_s.jpg

コースタイム

12:54伝付峠入口-13:12新倉ヘリポート-13:49広河原-14:10渡渉-14:41八丁峠14:56-15:07渡渉15:25-15:53保利沢小屋-16:26渡渉16:28-16:48出合-17:40伝付峠水場
歩行時間 4時間26分、行動時間 4時間46分

ルート図

20151003001.jpg

標高グラフ

20151003002.jpg
累計標高(+) 1533m、累計標高(-) 201m、距離 7.5km

| 旅日記 | 13:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

西俣散策―南アルプス南部縦走 6日目

2015年9月24日(木)

悪沢岳 二軒小屋からピストン―南アルプス南部縦走 5日目の続きです。

朝、二軒小屋から畑薙への送迎バスまで少し時間があったので、西俣の散策に出かけました。

DSC03911_l.jpg

この最初の橋がtsugaminさんの報告によると落ちているとのことでしたが・・。

DSC03912_l.jpg

落ちているというより路肩が崩落していて危険なので落としたという感じでした。

DSC03914_l.jpg

やや下流で渡渉もできそうですが、

DSC03917_l.jpg

橋の少し手前から林道の旧道らしきものが発電所の上に向かって伸びていたので、これを進んでみることにしました。

DSC03931_l.jpg

左岸の旧道を進んだ先から右岸の新道が見えましたが、先でも崩壊していたので渡渉はしなくて正解のようです。

DSC03919_l.jpg

旧道は草木が生い茂っていたり落石が多数あったりでとても林道の原型は留めてはいませんでしたが、崩落している箇所はなく、徒歩であれば問題なく進んでいくことができました。

DSC03920_l_20151126102612d9d.jpg

DSC03924_l.jpg

旧道は2つ目の橋の少し先まで続いていて、二軒小屋に戻ってくる際には取付きが分かりにくいです。2番目の橋は特に問題なく渡れてしまうので、1番目の橋が落ちていることを知らなければこのまま進んでいってしまうでしょうね。一応旧道分岐辺りにケルンがありました。2番目の橋より少し上流側で左岸上方に向かう小道と記憶しておけばよいでしょう。

DSC03927_l.jpg

この日は取り敢えずはこの崩壊地が突破できることが分かってよかったです。この先にまだまだ崩壊地があるかもしれませんが、時間なので二軒小屋に戻ります。

DSC03934_l.jpg

二軒小屋からの送迎バスで二軒小屋のスタッフに先ほどの橋が落ちた話について聞きます。どうやら7月最初に落ちたらしく、「でも旧道を使えば先に行けますよね。」と言われました。ちゃんと把握しているものですね。

椹島では千枚小屋から下山してきたtsugaminさんと再び合流。畑薙行のバスに共に乗り、畑薙の駐車場から白樺荘まで共に歩きました。

しかし、ここでトラップカード発動!白樺荘は通常水曜が休みなのですが、今回は水曜が祝日で営業だったので、翌日の木曜が振替休日となっていたのです!館内には入れたので館内で時間を潰すことはできましたが、温泉には入れず、食堂も利用できませんでした。まさかの横沢行のバスまで3時間暇に・・。電波も入らないし。結局は永野さんの本が置いてあったので、これをつまみにtsugaminさんと語らったりして上手く時間は潰せましたが、これだけ長い間山の中にいたのに温泉に入れなかったのはとても悔やまれました。前日二軒小屋のお風呂に入っていたからまだよかったものの。調べが甘かったです。

静岡に到着した後はtsugaminさんと夕食を取ってから電車で自宅に帰りました。今回は中々特殊な6日間でしたね。

コースタイム

7:23二軒小屋-7:47第一の橋7:53-8:09第二の橋8:13-8:28第一の橋-8:48二軒小屋
歩行時間 1時間15分、行動時間 1時間25分

ルート図

20150924001.jpg

標高グラフ

20150924002.jpg
累計標高(+) 235m、累計標高(-) 225m、距離 5.5km

| 旅日記 | 12:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |